住民の種延です。無職です。雪が降りはじめて室内でダウンが標準装備になっています。わんこは雪ではしゃぐものだと思ってたのですが、絶対に小屋から出ない意志を感じさせてくれます。
さて、気づいたら囲い罠制作イベントも今週末となりました。正直身内だけでまったりやれればいいかなくらいに思っていたのですが、予想外にも参加人数も10名を越える勢いで、イベント自体のエンゲージメントも大きいです。狩猟はやっぱりみんな興味あるトピックなんですね。
というわけで、そろそろ詳細決めないとまずいので、イベント詳細のお知らせです。
今回は囲い罠のプロトタイプの制作を目標にしました。設置場所についても、ギークハウス大船渡の庭に一旦仮置きすることにしました。
罠設置予定の隣の遊休地の所有者の方や罠設置許可の農林課との相談も同時並行で進めていく予定でしたが、事前に罠そのものがあった方が話が早いだろうということで今回の運びになります。罠の稼働についてはプロトタイプ作成後、順次進めていく予定です。
具体的なイベント日程は次の通りになります。(イベントページにも追記しています)
イベント日程の詳細
まず1日目は大船渡テレワークセンターにて囲い罠をイベント参加者全員で考えるワークショップを行います。基本的にアイデアソン的に皆さんの知識やアイデアをお借りしてブラッシュアップしていく工程になります。手ぶらできていただいてももちろん大丈夫ですし、下調べしてこういう罠がいいんじゃないかというアイデアの持ち込みは大歓迎です。(参考資料は下の方にも書いています。)
テレワークセンターですが車で来られる方は駐車場がちょっと離れたところにあるので注意です。
アイデアソン終了後は昼食を挟んで、ホームセンター等で資材を購入します。加工が必要な部分は立根町の渕上鈑金様にご協力いただき、設置場所のギークハウス大船渡に移動します。
1日目でできるところまでをやったら、温泉でゆでダコになってもらって、夜は懇親会をして1日目終了です。多分五葉温泉かな。
2日目もギークハウス大船渡にて引き続き罠の完成に向けて作業します。
参考資料
ワークショップに向けてこちらでも資料を色々とあさっているので紹介しておきます。
Wikipediaでも説明されているとおり、くくり罠や箱罠と違い、大量捕獲が可能という点です。また、絞める前にストレスによる体温上昇などが肉の味に影響すると考えられているので、箱罠よりも比較的低ストレスで食肉利用可能なのではないかというところもあります。
ただ、Wikipediaにも書かれている通り、人間の姿を見ると興奮して暴れて怪我をすることもあるので、この辺りは何か工夫が必要だと思います。
罠内で暴れる様子の参考動画です。
兵庫県の森林動物研究センターによるシカ捕獲の基本的なガイドラインです。設置の際のポイントや注意点などがまとまっています。罠本体に関しては、飛び越え防止用の返しがついているのがひとつのポイントなのかなという感じです。
北海道環境科学研究センターによる鹿の捕獲に関する資料です。囲い罠だけでなく生体捕獲全般に関して専門家による非常に詳細な記述があるので必読です。
財団レポートPART2「囲いワナを用いたエゾシカの捕獲」 | 前田一歩園財団
囲い罠は大量捕獲用途で用いられるため、必然的に北海道のエゾシカ捕獲用の大規模な資料が多いです。この資料では、壁への突進の防止策としてブルーシートで囲っています。
低価格で設置・撤去が比較的シンプルな簡易囲い罠の資料です。他の資料は大まかな構造の紹介くらいですが、こちらは罠の材料や設計などが書かれていて分かりやすいです。
また、鹿の罠ではないですが、猿の獣害対策用囲い罠の制作過程を写した動画があります。
低コスト、簡易設置、簡易移動、自力施工可と説明がありますが、明らかにプロの犯行です。猿の誘因の仕方などの工夫や、パイプの組み合わせ方や金網を地面に固定する施行など色々と参考にできそうです。
途中参加・宿泊について
イベントは途中参加・途中退場については自由ですので、都合のつくところでスポット参加していただいて大丈夫です。場所の移動が何回か発生するので、場所の確認はイベントページで聞いていただくかイベントページにある電話番号までご連絡いただければと思います。
宿泊についてですが、ギークハウス大船渡への宿泊は歓迎です。宿泊キャパについてはいざとなったらめちゃくちゃ広い広田の海の家なども使用するので心配ありません。(多分)
まだまだ参加OKです
以上、簡単ですがイベントの流れです。もちろんイベントの参加もまだまだ受け付けてますので、興味がある人はぜひお願いします。