ギークハウス岩手三陸大船渡

岩手県大船渡市のIT系シェアハウス。農業・狩猟・田舎暮らし×Tech

大船渡の生活のサイズ感についての話

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ギークハウス大船渡概観です。中心部から山側にあります。 (地図データ:Google)

住民の種延です。入居を検討している人向けに引きこもり目線の生活のサイズ感というあまり役に立たなそうなことを書きます。ここで言うサイズ感は生活に必要なお金であったり物理的な移動距離とかですね。もう答えは上の画像に出ているのですが。参考にしていただければ。

月々の費用のベースは3万~5万円程度

家賃と共益費の中身

月々の生活費は特にニートにとっては気になるところですね。

ギークハウス大船渡の月々の家賃10,000円、共益費5,000円と合わせて月々の固定費は15,000円です。田舎のギークハウスは安いですね。

共益費は住民で割り勘しているところも多いですが大船渡の場合は固定5,000円です。共益費に含まれるものとして水道光熱費・インターネット使用料などの基本的人権、調味料などの一部食費、シャンプーや洗剤・トイレットペーパーなどの日用品があります。

なので生活にかかる費用としては、あとは食費くらいあればとりあえず生活はできるレベルです。住民の数が安定してきたら、他のギークハウスに倣って米やパスタなんかの主食類の共益費で賄えるといいのかなと思います。

食費

次に食費ですが、僕の場合は5日に1回買い出しで2,000円~4,000円というところなので、30日換算だと12,000円~24,000円くらいになるのかなと思います。ただし、これは僕が糖質制限をしているため、安価な炭水化物を買わずに肉と野菜を大量購入している部分が大きいです。東京だとバカみたいな値段になりますけど、地方はスーパーがちゃんと安くていいですね。

あとは畑で野菜も育てているのでそこからも入手できます。片道5kmくらいなので車がないとあんまりカジュアルに向かえないですけど。メインのお手入れは地域起こし協力隊の住人が行っています。基本的に食べきれずに腐るパターンが多いのでちょっと労務を提供して分けてもらうといいかも。

鹿の捕獲がコンスタントに成功するようになれば猟期には肉と市役所からの報奨金、角の売却益なんかが発生して色々と美味しそうです。狩猟やジビエに興味ある住人は歓迎されると思います。

引きこもるにはちょうどいい距離感

外食やコンビニが増えるとこうも行かないんでしょうけど、最寄りのコンビニまで6kmという物理的距離のおかげでコンビニでの浪費もしなくなりました。中心部から距離があるというのはデメリットはデメリットなのですが、アーキテクチャによる規制は非常に強力で前頭前皮質弱者にとってはいい感じに自制が効くので結構いいんですね。ギークハウス大船渡にはそういうカジュアルにでかけるにはちょっとだるい距離感にも期待して入居した部分もあります。動かざること山の如し。

というわけでミニマムな引きこもりの生活費用としては3万円でも十分可能で、5万円あれば多少リッチに暮らせるかなーという感じです。

車は必要か?

基本的な生活は自転車でも可能

以上の通り、生存に必要な最低限のコストを考えると月3万円もあれば十分、多少出費があっても5万円くらいに収まるイメージです。もちろんこれは引きこもりの生活モデルですし、生活圏を考えると何かしらのモビリティを用意しておくことは必須かなと思います。バイクや車など使用する場合は当然ガソリン代がかかりますけど、個人的には自転車で十分だと思います。

ギークハウスのある日頃市エリアから中心部までは片道7km、高低差はたったの13mです。地元の人に自転車で移動してるって言うと割りと引かれるんですけど、普段から自転車使ってる人にとっては全く問題ないですね。

中心部であるところの盛町・大船渡町に商業施設・行政施設が集中しているので基本的にはそこで完結できます。ちなみにギークハウスのすぐそばにバス停もありますが、便数の少なさと中心部まで片道400円くらいかかるので通勤定期利用でもしない限り個人的にはナシですね。

まあ普段自転車乗らない人はどうだろうというところでもありますが、僕みたいな引きこもりのクソデブでも生活できてるのは確かなのでそこんところお願いします。地元の高校生もチャリ通してるんで頑張っていきましょう。

あちこち移動したい場合は車があったほうが便利かも

大船渡中心部以外のもっと広いエリアで三陸沿岸地域をエンジョイしたいという人は車がないとキツイかもしれません。なにしろリアス式海岸ってもう本当に馬鹿みたいにギザギザしていますし、かと思えば山だらけなので隣町に行く度にヒルクライムが発生します。(なので週末に結構ツーリングしている人を見かけますね。)このあたり、インターネットさえあれば何もいらない引きこもりが最強ですね。

大船渡町に12時間2,600円くらいの安めなレンタカー屋さんもあります。ギークハウスにシェアカーがあるといいのでチャンスがあれば入手したいところ。

まぁAmazonで大体のモノは揃うし…

自転車で運搬が難しいものもありますけど、そういうのは東京でも大体Amazonで済ませてたのでこっちでも同様です。Amazonはカスタマーサービスとかが優秀なので非常に好感が持てます。地域経済のことはお金持ってる人に任せて無職はAmazonで買い物しましょう。

Amazon Primeはモノによっては翌日届くものもありますけど、基本的には2日後着が多いですね。全然十分です。食料品もパントリーで仕入れるのもアリっちゃありかもしれないですね。

イオンのネットスーパーで完全引きこもりもいける気がしている

さて、まだ試してはいないのですが、イオンネットスーパーの配達エリアにギークハウス大船渡も含まれています。とはいっても盛岡店からの広域エリア配送になるので送料一律540円と注文から2日後なので計画的に発注する必要がありますね。

ただ十分に安いですし置き配対応なども可能で結構使いやすそうなので選択肢としては全然アリだと思います。食糧さえ入手できれば自転車さえもいらずに完全引きこもり生活も可能なので結構惹かれるものがありますね。

仕事関係

ニートなのにこんな項目を書きたくはないのですが、できるだけ働かない生活をするにも外貨を獲得する現実的な落とし所は必要なので少し触れておきます。

無料コワーキングスペースとかカフェとか

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リモートワーク可能な人はギークハウスで作業してもらってもいいんですけど大船渡テレワークセンターというところもオススメしておきます。ギークハウス大船渡と同じく地活研運営の施設で利用料無料です。金はあるところにはあるんだなという感想ですね。

利用料もコーヒーマシンもお茶も無料というのは利用者にとっては嬉しいですが、都内のコワーキングスペースと比べても若干手狭です。また、住宅団地の1階部分をリノベしている珍しい施設なんですけど、住民の反対で駐車場が離れた場所にあるというのも心が温まるポイントですね。地方の残念な話は好物です。

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Wifiのあるカフェもあるのでそっちもご紹介しておくと、キャッセン大船渡という新しくできた商業施設にドトールがやってきました。基本飲み屋しかない街に突如として出現したオシャレ空間で、電源とWifi完備です。クレカ決済ができないという謎の田舎臭さを残してはいるものの、電源席の圧倒的利用者の少なさが魅力的ですね。閉店も早い。大船渡の夜は早い。

仕事の斡旋について

一応ギークハウスプロジェクトの募集ページにも「仕事紹介できます」とあるように運営元の地活研は仕事の紹介は前向きみたいです。一方僕はやんわりと働きたくないオーラを出しています。

どんな仕事があるかについては僕が担当しているわけではないのでよくわからないんですけど、地活研もポンポン企画作って実行してる印象ですし、地元の仕事も人出不足らしいので割りと仕事の幅は広そうですね。ニート的にはスポット的に労働して他は極力働かないというスタイルがベストですが、そこも相談次第かなという感じですね。

引きこもるならどこでも一緒、だから大船渡

以上、あんま参考にならないかもしれないけど月々の生存費用についてのお話でした。当たり前ですけど、都心に住んでたときよりも遥かに低コストで摂取栄養素とかは増えてるので肉体的な健康にはいい感じですね。相変わらず無気力な毎日ですけど、そこは日本全国どこでも変わらないので頑張っていきましょう。